「京まふ2020」参加感想
新型コロナ禍の下で開催そのものが危ぶまれていた「京まふ2020」ですが、どうにか開催されたため筆者も例年通り参加してきました。先ほど気が付いたのですが、今年(令和2年/2020年)は2015年(平成27年)と曜日が同じみたいで、「京まふ2015」も今年と同じ9/19(土)と9/20(日)が開催日でした。しかし当時と比べるまでもなく今回は出展者・入場者ともに少なくて、昨年以前の混雑ぶりを知っている者からするとかなり奇異な感覚でした。また今年に限って「優先入場するつもりがないのに優先入場券を購入してしまったという類のクレーム」が多発したらしく、主催者が謝罪し希望者へ料金払戻を行う旨の声明がなされていましたが、これも奇異というか不可解です。何も難しい説明などされていないと個人的には思うのですが、一体何だったんでしょうか。
会場では感染防止のためにかなりの対策が講じられており、優先入場者待機場所は3密が避けられるよう1メートル間隔で整列の目印をつけてあったり、「京都市新型コロナあんしん追跡サービス」なるアプリへの登録を義務化して入場時に登録画面を確認したり、再入場時にも検温を徹底したりといった具合でした。スタッフの方々には本当にお疲れ様なことです。出展ブースも同様で、京まふショップは商品展示そのものを行わず購入リストにチェックを入れてレジに持っていく方式を取っていました。何だか味気ない感じもしますが仕方ありません。
例年楽しみにしている「シャフト」はブースこそ設置されていたものの、物販はなくて過去作品の告知ポスターが展示されているのみでした。今年は購入特典クリアファイル等は残念ながらありません。「地下鉄に乗るっ」グッズ以外のお買い物としてはごく少量で、アニメイトで売っているのを見かけたが次行った時には売り切れて買い逃していた「マギアレコード」のクリアファイルと、「ゆゆゆ」の新作っぽいクリアファイルセットを購入した程度です。どこも「鬼滅の刃」関連グッズばっかでつまらんなと思いながら眺めていました。「鬼滅の刃」全話録画して保存済みですが観てないので分からんのですよ。
毎年あほみたいに混雑しているANIPLEXも今年は物販がなく、全部通販で対応するみたいです。順当な判断だと思います。SAOのアスナとユウキの晴着バージョンポップやフィギュアが展示されていて大変美しく、記念撮影せずにはいられませんでした。Fateや鬼滅の刃のフィギュアもありましたがやはり興味はありません。
先日88人もの萌えキャラ「御室ムスメ」を発表していた仁和寺さんもブースを出展されており、全員分のクリアファイルが壁全面に貼り付けられて展示されていました。仁和寺さんに限らず、ある意味「煩悩のかたまり」みたいな「かわいい女の子のキャラ」を、その手の存在とは最も縁遠いと思われる「お寺さん」が積極的に推すことには、筆者は違和感があります。かわいい子たちに罪はないし、応援している方々を否定するつもりも全くありませんが、この仁和寺さんのやり方はスマートとは思えないし筆者は積極的な支持はできません。「修復費用を集めるため」ともうかがっていますが、まさか労働争議の結果元料理長に4,200万円支払った為に財政が厳しくなった余波、とかではないですよね?それはともかくこういう世界に足を踏み入れた以上は、キャラとファンに対する責任と愛情と覚悟をとことん持ち素敵なコンテンツとして大切にして頂きたいものです。
京都の亀岡市から「戦国VTuber明智光秀」と嵯峨野トロッコ列車の嵯峨ほづきさんがコラボした宣伝ブースもあり、光秀ファンの筆者としては素通りし難く、公式Twitterをフォローして特製カンバッジを頂いたりしました。「亀岡とはどこなのか、自分は岐阜の人間だからよく分からない」とブースの女性に聞いてみたら、「えーと、京都市の南のほうだと思います」という、何とも雑な回答が。岐阜という地名に全く反応しないということは、明智光秀に関する知識も全くないみたいですし、PRしたいならもうちょっと人選考えたほうがいいんじゃないの?ときわめて残念に思いました。
そんなわけで、1日だけ行けば充分だろうという当初の見込みは、残念ながら当たってしまったというちょっと寂しめな今年の京まふでした。来年以降もこのコロナ禍が終息しきっていなければ、会期を1日に短縮とか最悪中止という選択もあるかもしれません。そういう覚悟はしておいたほうがいいと今から心の準備をしている筆者です。
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