大型連休後も、東は占守島沖(笑)から西は京都まで東奔西走中でくたくたの筆者ですが、これまでの出来事は忘れないうちに順々に記録しておきたいところです。その第1弾として、まずは5/7(日)の近鉄伊勢志摩方面へのお出かけを記録です。「駅メモ!」で近鉄線の終点賢島駅までの駅データを取得するついでに、あの「碧志摩メグ」ちゃんの新たなイラストを使用したせんべい菓子を購入したかったのと、そのメグちゃんを推して下さっている「宇賀多神社」へ参拝するのが目的でした。
この宇賀多神社、例の碧志摩メグちゃんアニメ化のクラウドファンディングのリターン品として特製のお守りを授与して下さいました。他のリターン品とは別に、後日神社から直接筆者宅へ郵送されてきています。お守りの効力は1年間とか、願いが成就したらお返しするとかいうしきたりがあると聞きますが、そもそも願いが叶ったからこそお守りが授与されたわけで、これをお返しするのは忍びなく、どうしたらいいのかお尋ねしたかったのも訪問の大きな目的です。

神社は近鉄鵜方駅からさほど遠くない、余裕で歩いて行ける場所にありました。それほど大きくはなく、地域の氏神様たちをまとめて合祀している比較的新しい神社のようです。参拝の後、社務所に立ち寄るとご年配の神職さんが応対して下さいました。持参したメグちゃんのお守りを見せると、「この連休中に十数名いらっしゃった」とのことでした。誰も考えることは同じようです。

気になるお守りの扱いについてお尋ねしたところ「ちゃんと神様も入っているし、限定200かそこらでプレミアも付いているものであるので、このままお持ち頂いて構わない」とのことでした。まさか神職さんがプレミアを意識しているとは思いませんでしたが、人間の根源的な欲望を否定しないところが僧侶とは違うところです。神様へのお供え物も、山海の珍味などそもそも人間であっても喜ぶようなものがたくさんなので、日本人が信仰してきた神様というのは、仏様とは違ってほとんど人と変わりない存在として意識してきたんだろうと思ったりしました。それはともかく、お守りが単なるコレクターズアイテムではなくちゃんとお守りでいて下さるということであれば安心です。ずっと大切にしようと思います。
この神職さんも碧志摩メグちゃんのことがとても気に入っているご様子で、自然にメグちゃんに関する話をして下さいました。彼女がバッシングされた例の騒動に関しても、どうやら当時の志摩市長を追い落とそうとする勢力によって政治的な運動として利用されたらしいということでした。この志摩市、平成の大合併によって5町が合併し成立した自治体のようですから、旧町の主導権争いもあったであろうことは容易に想像できますが、それにしてもメグちゃんには関係のない話です。メグちゃん自体も当初から地元では評判は悪くなく、むしろ「今時のマンガのようでかわいい」という意見も多かったそうです。例の騒動については「なぜこんな時勢に反するようなことを言うのか」と逆に憤ったり、志摩市が悪目立ちしたことを恥ずかしく思う方々もいたとうかがいました。「いかがわしい」というならば、旧町で以前から開催されていたお祭りの告知ポスターで「半裸の海女さんの写真」が使われていたことの方がよほどいかがわしいのではないか?ともおっしゃっておられました。
ただ「志摩市公認」から外れて「民間に降りてきた」おかげでやりやすい部分もあって、これだけ話題にもなったのは逆に幸運だったという見解もあるようです。最近評判が上がってきたおかげで、東海テレビやCBCが神社に取材にやってきて、6月下旬ごろニュースで放映されるそうです。その6月下旬には、メグちゃんのイラストを使用した限定品の絵馬とお守りが販売される予定ともうかがいました。何でも宇賀多神社さんは、メグちゃんのプロジェクトに全面的に協力しているので、数あるパターンのイラストのどれを使用しても構わないという許可をもらっているとのことでした。これはぜひ授与を受けるため再訪しなければなりません。発売の際には必ず訪れることを約束して帰りました。
宇賀多神社さんが碧志摩メグちゃんプロジェクトに関わった経緯等はよく分かりませんが、メグちゃんやそのファンのことをとても大切に考えていらっしゃることはよく分かりました。ひょっとしたらご祭神と同じくらいの存在かもしれません。筆者も一ファンとしてその気持ちに応えたいと思いました。
この日は残念ながら新しいお菓子を見つけることができませんでした。夜7時から自治会の役員会が開催されることになっていて出席しなければならなかったため、長く滞在できず探す時間がなかったのが残念です。また時間を設けてゆっくり探しつつ、メグちゃんのふるさと伊勢志摩を楽しんでみるつもりです。
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